ドア付近に突っ張り棒を置くのは絶対にやめたほうがいい

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 これは、最近あったついていないお話。私の住んでいる家の浴室には、浴室乾燥機がついているのに干すところがない。だから引っ越し早々、強力な突っ張り棒を購入して浴室につけた。いくら強力な突っ張り棒だからといっても限度はあるので、私は毎回干すときに神経を張り巡らせ、突っ張り棒が落ちないギリギリのラインを狙う。事件が起きたその日も、いつもと同じように限界まで洗濯物をかけていた。少し疲れたから一休みしようと部屋でのんびりしていると、浴室の方からドンッと大きい音が。何事かと思い慌てて浴室に向かい、ドアを開けようとした時だった。あれ?何回も開けようとするがドアは開かない。まるで何かがつっかえているようだ。その時、一瞬にして理解した。突っ張り棒が落ちてドアを塞いでいるのだと。何か手はないかと思い、藁にもすがる思いでSNSで検索。

  • 隙間から通せそうなものを入れて塞いでいるものをずらす
  • 力任せに開けようとすると壁が傷つくので絶対にやめましょう
  • 専門の業者に頼むと簡単に開けてくれます

 まず第一に、ドアを必死に押しても少しの隙間も生まれない。一枚の紙が通るくらいだ。力任せに開けるのは良くないことだと知り、最終的に頼れるのは、専門の業者さんだと思った。検索してみると、最低1万円からとの情報が飛び込んできた。あまりの高さに驚愕し、自力で開けることを決意。考えに考えた結果、ドアの外枠を外せば隙間が生まれるのではないかという結論に至った。部屋から電気ドライバーを持ってきて、外枠についている釘を一本一本引き抜いていった。これが地味に大変。やっとの思いで全部抜き終わったが、ドアの外枠は1ミリも動く気配なし。私のやったことはまったく意味がなかったみたいだ。絶望に苛まれながら、また釘を打ち込んでいった。頭の中には、常に最低1万円という単語が浮かんでいた。「業者さんに頼むしか方法はないのか」と考えつつも、こんなに試行錯誤して空かないドアに無性に腹が立ってきた。「なんで開かないの!」と心の中で叫びつつ、力任せに思いっきり押してみた。すると、今までの努力が嘘みたいに、ドアは開いた。壁に傷はついていないことを喜んだのも束の間、干したばかりの洗濯物が散乱していてまた憂鬱になった。

 

 この事件が起きたときは、本当にこの世の終わりかと思うくらい絶望しました。ドアと格闘した時間は、なんと2時間弱。皆さんに伝えたいのは、突っ張り棒の置く場所を考えるということ。絶対にドアの付近には置かないようにしてください。